先月末の休み、銀座の「小笹」をとんぼ返りしました。大将(寺嶋和平氏 1945~)の若いころ、稀代のマダム(上羽秀 1923-2012 89歳没)、「おそめ」(クラブ名・源氏名)さんに可愛がられた話で盛り上がりました。
帰り際、女将さんから写真の文庫本「伝説の銀座マダム おそめ」(石井妙子著)を頂きました。銀座は、今も昔も日本中の男性誰もが憧れる日本一の歓楽街です。その銀座のマダムに大将は、ほのかな恋心を抱いたのでしょうか。
高校卒業後、岡田周三氏の「小笹」に丁稚入りした大将が、実家に帰省した折、おそめさんこと上羽秀マダムに手掘りの自然薯を手土産に届けた話。美しいですね。
P434・435の2ページの件は、石井妙子氏が大将の話に感銘を受け、それが作品完成の弾みになったことを示唆しています。それが※「それでも、縁はあった。」です。
写真の文章の話は、大将が19歳、「おそめ」さんが41歳ころだと推察されます。
今度訪問した際、詳細を探ろうと思います。


